2015年03月06日

春風に出る杭、喰い。

「今日はシイタケをいじめようと思う。」



ああ 数日ぶりに会った畑奉行の鶴の一声。

「知ってるか?
木をたたくとシイタケが命の危機を感じて、出てくるという話を?」

ああ なんとなく知ってます。
電気も怖いから、雷の多い地方では良く育つとか。

そうなんだよ
だから、イノシシよけのバッテリーから、
電気ショックも流してみようと思う!」



嬉々としすぎです!奉行!
ハンマーやら電線やら、手際良すぎです!





ゴーン

ゴーン・・・。




「面白いぞ、電気もバチンバチン流れてるぞ!
よしよし、出て来いよ~!」


(くうっ・・・何もしてやれない私を許せシイタケ!


私もその人に育てられたんだよ・・・)



数日後。


シイタケ・・・なんと立派に・・・。



そして私等は山菜摘みに山に芝刈りへ(あれ?)。

「まだ小さすぎるのは採っても可哀想よね」

大きくなっても花咲かせる前に摘まれちゃうんだから一緒だと思います。



「いっぱい採れたわねー、はいっ お土産!」

大きくて形がいいのは天ぷらにするからもらっていくわね」



いやん 半端な山っ!



仕分けされたフキノトウたち。

まるのまま予定と
湯がいてかたちを保つものと
叩いて刻まれる運命の者達と。


野蒜(ノビル)は掘られて縛られて。




春食いは 酷な所業と見つけたり・・・。


すまん、新芽美味いし!

  

Posted by 菜園  at 18:29Comments(0)料理雑記