2015年03月06日

春風に出る杭、喰い。

「今日はシイタケをいじめようと思う。」



ああ 数日ぶりに会った畑奉行の鶴の一声。

「知ってるか?
木をたたくとシイタケが命の危機を感じて、出てくるという話を?」

ああ なんとなく知ってます。
電気も怖いから、雷の多い地方では良く育つとか。

そうなんだよ
だから、イノシシよけのバッテリーから、
電気ショックも流してみようと思う!」



嬉々としすぎです!奉行!
ハンマーやら電線やら、手際良すぎです!





ゴーン

ゴーン・・・。




「面白いぞ、電気もバチンバチン流れてるぞ!
よしよし、出て来いよ~!」


(くうっ・・・何もしてやれない私を許せシイタケ!


私もその人に育てられたんだよ・・・)



数日後。


シイタケ・・・なんと立派に・・・。



そして私等は山菜摘みに山に芝刈りへ(あれ?)。

「まだ小さすぎるのは採っても可哀想よね」

大きくなっても花咲かせる前に摘まれちゃうんだから一緒だと思います。



「いっぱい採れたわねー、はいっ お土産!」

大きくて形がいいのは天ぷらにするからもらっていくわね」



いやん 半端な山っ!



仕分けされたフキノトウたち。

まるのまま予定と
湯がいてかたちを保つものと
叩いて刻まれる運命の者達と。


野蒜(ノビル)は掘られて縛られて。




春食いは 酷な所業と見つけたり・・・。


すまん、新芽美味いし!

  

Posted by 菜園  at 18:29Comments(0)料理雑記

2014年02月03日

パリパリ伝説

節分でした。
節分というと、帰宅した父に無理やり手描きの鬼の面をつけさせて
兄弟三人がかりでここぞとばかり
ガンガン豆をぶつけた記憶しかないんですが、


朝一番に母からのメール。
「お米一合余分にといでおいて。」
恵方巻きしたいんですね。けっこう歳時記好きですね母上。
いわしも頂きました。挿してみた。

近所の子供が微妙にひいてる空気。だよねえ。
「あれなあに」
「魔除けだよ。ここで怖いおばけをくい止めて、
おうちに入れないようにまじないをかけてるんだ。」


警戒されてはいないけれど 変なあだ名を付けられている可能性アリ。
だよねえ。

母が恵方巻きの具をわんさか持ってくる。
多すぎだよー 巻けるのかよー。


ところで今年の恵方ってこっちでいいの?了解了解。
では願いを込めて。

・・・・・・。

「あ、ごめん あっちだった。」

もう 食っちゃったよ!

=============
電動と愛のゴーグル



「気がきいてるだろ?粉塵を吸い込まないようにな。」

愛が 重たいぜぇ。

「なかなか似合うぞ。
13日の金曜日あたりに訪問してくるホッケー選手のようだ。」

ああ 本当だあ タオルマフラーを砂漠の民のように巻きつけながら
草を刈る刈る バリバリだぜぇ
泣いてないよ 砂が目に入っただけさ。
いや冗談でなく ゴーグルあげた瞬間に目に入ったな、
と思ったら瞼の隅のくぼみから
0・5ミリほどの砂利が二つも出てきたよ。

出したほうがびっくりだよ。
====
朝は花壇も畑もびっしり霜。その水分がどこにいっちゃうかな的冬の乾燥。

鏡開き中の一升の餅。
パリパリだぜえ。

表面をつるつるに削って寒風にさらしたら一晩でこの乾きっぷり。つまりアレですか。
私とかも一晩外にいたらこうなるって事ですか。
心情的にはいっそホラーですよ。
置きっぱなし嫌ぁ。でも軽く放任しておいてください。

若かりし日、「最近どう?」と聞かれ「北アフリカ」と即答。
乾いてるねえ。
最近は大人になって、
苔ぐらいあってもいいと「気候、ツンドラ」と答えるようになりました。

どちらにしろ乾いてるねえ。
香ばしいなぁ。

荒野の大根。
あんた、背中が煤けてるぜ。


アンダースローで豆を構えて狙いを定めてみる。


鬼の撃退に気が行き過ぎて 願いかけるの忘れてた。




ps:まるかぶりって やはり切っちゃダメですか。 byさいえん みー。  

Posted by 菜園  at 19:16Comments(0)料理雑記

2014年01月02日

明けて 叩かれゴボウ

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。


なんかまた「ついうっかり」年が明けちゃった感ギガス。

今回の年越しは、年末から姪姪怪獣ズが来襲。大掃除も早回しぐるぐる。
おせち料理は
今回は手を抜こうねっって
あんなに約束したじゃないか母さん。



姪姪怪獣達がおとなしくビーズ遊びをしている隙を狙って作る作る

お手伝いさせるのも遊びに飽きた頃を狙わないと
時間はどんどん押せ押せモード。

ごめんよ
 君たちの「遊んで光線」はM78星雲に飛ばして
ゾフィー兄さんに伝えておくよ!


ほんとうに頼むよ兄さんっ!

おしながき。

黒豆
昆布巻き
錦卵
手綱かまぼこ
有頭エビ
栗きんとん
数の子
ワカサギ春巻き揚げ(田作りの変わり)
たたき牛蒡
牛肉のごぼう巻き
赤カブスモークサーモン
アワビ
タコと京人参、大根とカブの酢の物
鴨肉の燻製
ブリ照り焼き
お煮しめ
松葉銀杏


ぱおん?心して食うが良いよ。
三が日中食べて欲しいであるのよ。

お雑煮もあるでよ?菜っ葉と鷄で名取りの雑煮じゃもんよ?

疲れすぎて紅白っていうより顔色が紫白だよん?


元旦の夜にはこれしか残ってなかったけどにゃ。

ちまちまっ。



二日の朝はパンかじってました。とさ。

一年の計は元旦に。

初夢でうなされて飛び起きました。 とさ。


相変わらずのこんな調子で本年も、よろしくお願い致します。

これからの季節は大根、白菜、水菜

よく凍っております。

知人「・・・全部、家の冷蔵庫にあるものじゃない」



旬の野菜を食べる店。
それは言わない お・や・く・そ・く。
=============
追伸として。
「たたきゴボウ」を保育園児の姪っ子に手伝わせてみたら
「たたきゴボウ」の発音が気に入ったらしく
「た・た・き・ゴ・ボ・ウ!」
「た・た・き・ゴ・ボ・ウ!」

と突然気合を入れながら踊りだしました

反応するのそこかー。  by 菜園 みー。








  

Posted by 菜園  at 19:19Comments(0)料理

2008年09月07日

ゴーヤ畑で捕まえて(茂りすぎて見えません)

ゴーヤーのピカタを作ってみました。

素朴な疑問に何方かティーチミーホワーイ?なぜなぜどうして?
(ミ○キー○モ・・・歳がばれても気にしないどころか逆サバ数え年計算に慣れてます 20代から。
いつか何かから追い越すぜ!←絡みにくくて仕方ない・・・。)



丸い方♪
ゴーヤーの苦味を抜く方法として、ワタをきれいに取る、というのが一つの定石。
ところがですね、丸ごと焼く、または ワタを詰め直して焼くと苦味がなくなるんですよ。
(本当は種ごとでもいいんですが、歯の弱い方にはかなりテンション下がる結果になるので
種除いて詰めなおし・・・な、何やってるんだオイラ・・・。ゴーヤ茶にでもするか・・・。)

いったい、こ奴らの苦味成分はどこから?
ちなみに熟しすぎて黄色くなったゼリー状のワタと赤くなった種は
鳥や虫を寄せる為 甘くなるわけであり
丸ごとレンジでチン、な方もいるみたいなので単純に熱に弱いだけなのかもしれませんね。
水にさらしすぎると栄養も抜けちゃうしねえ・・・。じゃあ、なんで根こそぎワタを取るのが定石なんだ。
でもそのままお客様に出す気にもならず。
ジレンマジレンマジレンマンってなわけで、
「理屈はわかんないけど ワタも食べれますによって」強制的に客に出す
捨てる食材弄りが得意。こんなレストランは大丈夫ですか。

本当に大丈夫か?と常に人体実験
一人の食事はまさに「日本ウマズイ連」
何を食べたかは教えられなーい。     う、これは危険な味だ・・・。
==========
茗荷大好物です。
「もう茗荷出てるってよー」
ザルもってわくわく。

あれ?
無いよ?
茗荷って、茗荷竹の根元にはえるはずだよね?
それとも記憶違い?もしかして、
葉っぱの間に生えて、花咲かせるんだっけ
だってだって何処にあるのさ一個も無いよーーー???

「花咲いちゃうよ。採ったけど食べるかい?」



山盛り。



オバアさま・・・・・

流石っす・・・・・・・・・・

御歳 93.
この方が早朝通った後で、茗荷を見つけた事がない・・・。

早春には山菜お願いしますっす・・・・(レーダーが付いてるに違いない・・・)。

byぶらり立ち寄った居酒屋にて。
 通路で野菜を手にしたオジサマに話しかけられる。
 「これ、珍しい野菜でしょ?」あ、本当だ初めてだ。どんな風に使うの?
 後、席にオジサマ現れて すげー笑顔のご挨拶。
 店員さんにご馳走様と帰ろうとすれば「はい、伺っております!呼んできましょうか?」
 いいです いいですー そこまでしなくていいですー
 ・・・店長さんか料理長さんだったらしく。
 「皆の衆、何番テーブル、粗相の無いようにな」的な指令が下ったようで・・・。
 次回来店したら、こっそり呑もうっと・・・(もてなされると焦る 隅っこが好き隅っこが) みー。  

Posted by 菜園  at 23:03Comments(0)料理

2008年07月02日

メキメキメモリアル

果実 それは 甘い誘惑・・・




熟れた端から次々に落ち
まさにこの世は虫天国

放置プレイしていた自分が悪かったのは謝るよ
畑奉行がバシバシ枝ごと切るのを籠を持って走り回る
何か昔のゲームであったよねこういうの あの日のことを覚えているかい
ライフポイントなさそうだけど

うごぁ 虫ごと落ちてきたぁー!(これにてゲーム・オーバー)。

小ぶりな琵琶バケツ二杯。うなだれる僕ら。

早く処置しないと 仕事が二倍になる事は知っているよ
そう、勇気を持って果物ナイフを持つんだ。

まともな琵琶をえり分けて
傷のあるのは皮を剥き
きっと明日は腱鞘炎
オーナーうっかりぎっくり腰
甘い香りに包まれて 服に染み付く果物香
出来たシロップ飲む人は お互い自分じゃない事を 
あえて口には出すまいと こっそり密造 琵琶の酒

さあ、お眠り。
暗く涼しいこの場所で 酒に浸され、ゆっくり、お休み。
次に会うのは三ヵ月後だね。美味しくなって帰っておいで。



・・・・

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

酒に漬けられて眠り続けていればいいのか琵琶。


ワインの所蔵庫で暮らしたいと言ったあの人
いっそ麹菌になりたいと頷いて微笑みあったあの頃の僕ら
きっと熟成されて人間だって丸みを帯びるさ



「どうしても生まれ変わらなければならないなら、
 私は琵琶になりたい・・・・・」







           プラムでも可。


 by(休日は惜しみなく奪い合え!)みー。
  

Posted by 菜園  at 20:46Comments(0)料理

2008年05月19日

春のサラダ


            
     
       お店のメインサラダ 

     お皿も涼しげにガラスに変えたと思ったら、

      サラダがお花でいっぱい・・・・・・ 
   
      ポリジーも氷にサラダに大活躍
   
      ハーブの畑は、お花でいっぱい
    
        でもシェフさん
    
      少しやりすぎではありませんか?

            

      お客さん  ワァー・・・・・・    きれい
    
      でも食べるられの? 
 
 

      食べられるものしかのせません


      皆さん おさらを空にしてお帰りになりました。
    
    
  
     

Posted by 菜園  at 07:02Comments(1)料理

2008年04月08日

春眠ちゃんは暁君を存じ上げないそうです。

たまには料理の写真も載せなさいよ レストランなんだから とオーナー。

うー でも同じ形二度と作れないし←アバウトすぎる
写真に撮ると訳わかんないしなぁ・・・まぁとりあえずサラダ。

タイトル
「大根と新玉葱の沢を下るプチトマト 春キャベツの淡い緑が眼に沁みる・・・
そこに一陣の春風!
ああ!あぶない!芽キャベツの岩がせまる!!」


次週
「隠された春菊 えんどう豆の誓い」乞うご期待!


・・・・えー
山菜三昧。

花粉症には野草に山菜
二日酔いには蕎麦湯
と意味も無く信じている菜園の みー。です。
圧変化でヘロヘロです←効いてないじゃん。

好きなんですよ蕎麦湯。
蕎麦湯バーとかあったら通いますよ。
「いつものね」と注文すると渋いマスターが金継ぎの蕎麦猪口をカウンターに。
蕎麦湯を待つ間に本わさびを摩り下ろしていると 注文をした覚えのない輝くような糠漬けが。
「こちら あちらのお客様から」 指し示された店の奥の暗がりで、一人 もりを啜る紳士が・・・

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えー・・・・。

つ、土筆はすっかりスギナになっちゃいました。
ふきのとうはもう出ませんが、まだ若い蕗がそこ此処に。蕗味噌にでもしようかな。
お、ユキノシタも兆しが。
ややや、こんな地面すれすれにまでタラの芽が。ほくほく。

山菜探しのテーマ。

下を向ーぅいて 歩こーぉぉう

足元~見られ~ないよぉぉに♪


・・・・・なんです・・・春のせいなんです・・・・
「ネーガティブicon06ネーガティブicon06」とゴーストたちが踊ってるんですぅ・・・(尾田先生もなぁ・・・) by(結局レストラン記事が書けない)みー。
  

Posted by 菜園  at 21:07Comments(0)料理

2008年01月16日

草宴~ポリシー有らざる草食むの会~

久方ぶりの飲み会なのです!うふうふうふふー
数少ない貴重な多忙ないとしの飲み仲間、Mちゃんが久しぶりに宅飲みにきてくれるのですー

家人「出張で遅くなるから、たまには友達とのんびり呑んでなよ。」
自分「うん、今日は”お客さん”じゃないから、鍋にしようと思ってるんだけど。」
家人「頼むから鍋だけはとっておいて!!!」

・・・何か根に持ってますか?(目をそらしながら)

最近野菜不足なんだよーと嘆くMちゃんの為、
好物のきんぴら、サラダ、漬物、「野菜しゃぶしゃぶ」に決定。

畑からレタス、ルッコラ、大根、シイタケ、白菜、葱、芽キャベツ、水菜をげっと。
洗う洗う斬る斬るいらっしゃーい。

M「少佐!(・・・私の渾名です・・・出典は某アニメ映画でネットの海を漂っちゃった公安の方・・・。)こ、これがうわさの!」
鍋専用水菜

正式名称不明。実験で一棟しか作ってないから二人で食べようね二人でー
M「美味しいよー美味しいよー少佐ー!芽キャベツもほくほくー!」
ストーブの上で「焼き野菜」
M「少佐!白菜に砂糖をかけたの??甘い!甘いよぅ!」

M「芯を!私にもっと芯をー!」
まかせろ!「芯だらけ白菜」も抜いてきた!

M「葱、もっと焦がそう!焦がすと何かが生まれてきてるよー!」
ここかな?ここだな!今だ!ほいきたお食べ!

お醤油 ちょん。

「生まれたぁぁーーーーーーーーーー!」

おめでとうー!!


====数時間後===

M「・・・少佐・・・私たち途中から魚にすら目をくれず

     草だけでビールとワインと日本酒と焼酎あけてるよ

きんぴらはいっぱい作ったから無理に全部食べなくても・・・
M「箸がとまらないでふ・・・」
タッパーでもって帰っていいから・・・

家人、帰宅。
M「お邪魔してまーす 今日は野菜と蛸とブリのしゃぶしゃぶですよぉ。
  いいなぁ いつもこんな美味しいもの食べてるんですか?」

家人

「まさか」


    ・・・・・そんな即答で断言しなくても・・・・by み。
  

Posted by 菜園  at 20:38Comments(3)料理

2007年12月19日

ドメスティック○○○○○○。

すっかりオーナーの愛息子と化したカボチャ王子。

着せ替え人形状態。



「だって、痛み出したら切られちゃうんだもん。街中より気温が三度低いってラッキー♪。」

食用のうちに引導を渡すのが得策かどうか。それが問題だ(かじかんだ拳を震わせながら)face04

それよりなにより、誰が首切り役人になるかって事ですね。

え、やっぱり自分っすか・・・。

昔 卵やみかんに顔を描いて並べておいたら(ずらーーーっと)
「可愛いんだけど食べられません」と買ったお客さんに怒られたこともしばしば。
これはあれですね、例の大きな問題と同じですよ。


「ひよこ饅頭を 頭から食べるか 尻から食べるか。」

ほーら、今度食べるときに迷いますよーふふふふふ(お疲れでかなり黒め)。
===================
閑話休題。

5人前のサラダ。

「でけぇーーーーーー!」
幅40センチ~50センチ。赤ちゃんなら眠れるよ。

な、何やってんだ落ち着け自分。
お客様も落ち着いて。血の色緑になっちゃうよー。


                                 ・・・・・・・完食・・・・・・????。


・・・クリスマスバージョンも作ってみました・・・。



お土産のお礼に、と 採れまくりの水菜を「鮮度がいいから」と土付きで渡した後日。

「野菜洗うのって もう、もう、大変だったわー 隙間の泥がとれなくてとれなくて」

 ・・・・・・・・・・・・うん、良く しってる・・・・・(サラダ用野菜10種類近く毎朝。もう大家族の洗濯状態・・・・。) byみ。  

Posted by 菜園  at 19:31Comments(0)料理

2007年12月03日

ぐるぐるDAY

休日の昼ごはんにイカ飯を食べていたら

「イカって詰めたくなるよね」

・・・・。

大根を巻きたくなった


巻きまくる。

長い、長いよ。」

カブも詰めて
白菜も巻いて カボチャも丸めて あぶらあげも・・・

やたらグルグル萌え萌えした細工物の食品を前にたたずむ
ええ歳こいた 大人が二人。
自分がこの弁当をもたされたら 確実に蓋で隠すよ。

「僕たちは好きで重なってるんだよぅ  褒めて褒めて。」

おー良く重なって偉いえらい。

さて、
剥がして焼こうか


♪丸められてー ばらされてー もうどうにでもしてぇー♪

・・・・・・・まな板の上の故意の歌    by み。
 

  

Posted by 菜園  at 11:21Comments(0)料理

2007年11月08日

実験とちっちゃい博打

エシャロットを掘っていたら

・・・この葉っぱ、「葱」、だよなぁ・・・

と悪魔のささやき。畑でそのまま口に入れてみる。シャリシャリ。←ウサギか!?

自分的にはメチャ旨い。葱好き薬味マニアがうずく。
そのままでもいいけど、食べやすくするには・・・
オリーブオイルと・・・クコの実、だな、うん。


で、ついうっかりサラダにする。←草野心平乗りうつり気味。
うわぁ藁と土がとっても とってもぉ。
ブロッコリーの間に生息する芋虫もとってもとってもぉ。

「君たちのために肥料やってるんじゃないぞ」

苦手だったらよけて残してくださいーとお客様に平伏。 

と思ったら完食してくださってます。
食博打とよんでやってください。

==================
近日の悩み。

サツマイモとヤーコンが 洗ってみないと見分けがつかない。

サツマイモはキッシュに、ヤーコンはサラダとキンピラにしてみる。
ヤーコンは食感と甘みはあるんだけど、土の香りがしない。
単体でキンピラにするとしまりがないので、
キンピラの王様の牛蒡を加えたら、
ヤーコンの甘みで砂糖とみりん控えめに出来ることが判明。
餅は餅屋、野菜は農家、
とかく刃物を嫌う土物は素直すぎて うろたえるお年頃←大丈夫ですか自分。

==============
ふと マッサージやヨーガをしたあとに軽い食事かお茶をする
「一撃必殺体内浄化!自力リラクゼーションコース」なんてものを考えたんですが
ご、ご希望の方ご相談ください・・・。

いや そんなんあったら私が行きたいし・・・ by み(座禅に行きたい今日この頃)。  

Posted by 菜園  at 23:05Comments(0)料理

2007年10月11日

冷やしきりが甘味。

一個だけ
ハクビシンとの戦いに勝利した
(というか、忘れられていただけって気も)イチジクを
お客さんのオードブルとデザートにふるまう。


家人「あれー僕の分はー?」

また今日も「手が滑って作りすぎた」
「とにかくかたっぱし色々畑のサラダ。ナスや葱まで入ってるよ」
三日間漬けたサーモンのマリネもそえて。


いいんですよー無理して光合成できるまで食べなくても
残りは私が食べるし

わぁー完食ぱちぱちぱち。

家人「あれー僕の分はー?」

お客さんにのんびりしてもらってる間に、
わさわさはえた、シソの穂が開ききってしまわないうちに
ふりかけと塩漬けにする。

おかしいなぁ。籠いっぱいだったはずなのに。

こんなんなっちった。

家人「僕の分・・・」



ベランダに生えてるシソならあるよ。むしる?   by み。

p.s。
先日の草野心平の「口福無限」は
普通に学べる本でした・・・ごめん蛙先生・・・。
でも牡丹やバラの花はともかく

生きた沢蟹や○○○は(かなりキツイので自粛)どうかと思います・・・。  » 続きを読む

Posted by 菜園  at 20:49Comments(0)料理

2007年10月09日

吸収違い。

気圧変化であったま痛~っっとか唸りながら
また ついうっかり作りすぎた気がする・・・・・。


少し高かったけど二日間楽しませてもらった
肉厚の黒はんぺんと四角豆に
茗荷の葉で挟んで焼いたゴーヤー味噌をつけて
味噌漬け牛蒡に小松菜の胡麻和えにれんこんとムカゴのキンピラ風
アサリと白菜の酒蒸しに、またうっかり買った黒大豆の納豆
里芋と葱の味噌汁

ううーお腹いっぱい警報ーお腹いっぱい警報ー←満腹にも弱い。

ムカゴ君可愛いのです。

もっといっぱい採れたらムカゴ飯にするべえ。

そういえば、お客さんに「どうやって料理の勉強するんですか?修行ですか?食べ歩きですか?」」と
聞かれることがありますが、外食全然しないんですよね。
蕎麦とか、寿司とか、ウナギみたいに専門職のお昼ごはんは食べますが。

やっぱり本・・・が多いです。
たとえば最近手に入れてまだ目を通していないのはコレ。



絶対役にたたない

昭和55年出版。前半大河内氏の食エッセイ、
後半は志賀直哉、阿川弘之、永井龍男さんなんかのコラム。
ちなみに表紙は大正十五年の「信越線新津駅上等弁当包装紙」の写真でござんす。

あとはコレとか。


るるるるなお方ですよ。
何を食べてあんな人が作られたのか興味深々ー

以下、引用。

「花や葉っぱの夫夫を。
二本の指でつまみとり。
自分の勘や好みで夫夫の味の元を用ひ。
生のまま夫夫の味をを味わひ乍ら。
さうしてはまたコップ酒。
さうしてはまたつまみ。

ああ爽やかな春の夕暮。

花花よ許せ。
葉っぱたちよ許せ。」



許せ。 byみ。  

Posted by 菜園  at 22:12Comments(0)料理

2007年09月27日

旅に出る心構え

冷蔵庫空っぽ計画。
旅の前は 鍋かカレーに限るよ、と「かたっぱしカレー」「寄せ集めサラダ」。
翌朝は「ありあわせリゾット」。
「旅先は野菜不足になるからさ」と口先三寸。

やべえ、ちっとも旨そうに見えない。

(玉葱、にんじん、ピーマン、ジャガイモ、ナス、バジル、トマト、にんにく、オリーブオイル。
玉葱を炒め煮した朝飯下準備。あとは朝、冷や飯と豆乳入れるだけ。
・・家人がメタボリック療法中だもんで。おいらが草食だもんで。と突如静岡弁。)
ええと・・・気が向いたらお試しください。秋冬には胃腸にやさしい朝飯に。
お好みで卵、ベーコン、チーズなど。いいよー石釜鍋。

・・・店に関係ありませんね。

「明日はちょうどごみの日?何かある?」

「りんごの芯ぐらい。」

「・・・そのほかは」

「腹の中に」。



家人「キャベツや白菜の  って美味しいねー!」




・・・何かすまん 本当にすまん・・・・・。             byみ。  

Posted by 菜園  at 23:57Comments(0)料理

2007年09月21日

お疲れ様

 
   そろそろに畑のゴーヤ 疲れてきました。

  今年の夏のサラダ

    
 
      ゴーヤ オクラ ナス モロヘイヤ
   つめたく冷えた大きなガラスの器にたっふりのせて
   夏の疲れた胃袋にやさしくいたわってくれました

   ゴーヤ 苦くなかったせいか お客様パーフェクト
  
   来年また種まいてみよう!!!



      

Posted by 菜園  at 07:13Comments(0)料理

2007年09月05日

ある日のメニュー

お客様が料理の写真を送って下さいました!(言ってみるもんだ!)
あまりに綺麗に撮って頂いて恐縮なのですが、メニュー記録として掲載させて頂きます~どきどき。
2500円コース、日によって異なります。


いきなり普通の「水」。季節のハーブや花を、氷の中に閉じ込めて。この日はミントでした。


オードブル盛り合わせ(二人前)
カボチャとクランベリーのシナモン茶巾、釜揚げシラスとバジルの一口ピザ、サツマイモニョッキ、イチジクチーズ、琵琶ジャムスナック。


季節の菜園スープ(ご予約時にお申し付け下さい)。
この日は大根とキュウリのポタージュ・・・だったかな?
野菜の甘みをダイレクトに味わって頂く為、コンソメなど一切使わないようにしています。孤独で地味ーなこだわり。すんすん。


1200円、1800円のコースは「ごはん」と「ごはんのおとも」ですが、
この日はバランスを考えて、ガーリックトーストと、ローズマリー等のフレッシュハーブのバターで。


本日の魚と季節野菜のグリル、レモンバームのソースで。
奥は季節の菜園サラダ。目の前の畑から採ったボリューム満点のサラダです。
自分でもびっくりするぐらい、一山食べられます。


本日の肉料理。この日はプラムソース・・・だったかな?←アバウト。
たしか、プラムがいっぱい採れた時だった気が・・・えーとえーと・・・。←健忘症。


グラスデザート。この日は自家製オレンジピールと、
ハーブゼリーとブルーベリーシロップ漬けと・・・・あと、何だっけ・・
・三階層ぐらい作ってた気がしますが←日々混乱。

作ろうと思って収穫できなかったり(イノシシやハクビシンに先越されるとか)、
思いのほか大量に取れたり、採りごろだったりしますので、予定通りにはいきませんが、
今後ともよろしくお願いいたします。   by(み)

写真提供t・k様。  

Posted by 菜園  at 22:03Comments(3)料理

2007年08月26日

勝手に育つ、果実酒の事。

朝晩はしのぎやすくなってきたかな?と思いきや甘い甘い。
蚊と日差しの防御のために(手甲忘れて)黒のレインコート着て収穫していたら
10分で視界がホワイトアウトしてきました。
小学生の頃の化学実験思い出しました・・・。

とはいえ、何となくビールよりワインや水割りの気分というのは
秋の気配を体が感じ取っているひと時(いえ、その・・・別の所で感じなさいという声は・・・)。

ちょうど果実酒もいい具合に育ってきました。

今年は色々な果実酒に挑戦。梅、ラズベリー、ブルーベリー、桃、プラム、
今仕込んでいるのはブラックベリー。

そのままでは酸っぱいので、シロップ付けとリキュールに。
リキュールにしたあとはジャムにでもしようかな。

余計なものを一切使わない素材の底力は
ご来店の際にお楽しみください(スタッフが飲み干してしまう前に・・・)。

持って帰ったら、友人に飲み干されました・・・き、貴重な一瓶が・・・。

ノンアルコールでは、ウコン茶、シソジュースもお勧めです。
ある時と無い時がありますので声かけてくださいね~。  

何だか「のんべえレポート」のようなので、仕事をば。
オクラをはじめとした夏野菜の、アサリとエビのブイヤベースのジュレ寄せ。
白身魚の香味野菜ソースにレモングラスの香りを。
ゴーヤー味噌。キュウリ甘辛漬け。

写真・・・撮る暇とスペースが・・・(厨房というより台所なんです)。
料理の写真を撮られてるお客様方、
写真、送ってください(懇願・・・)。       by(み)  

Posted by 菜園  at 20:13Comments(2)料理

2007年08月23日

まかない180度

恵みの雨どころか大嵐でした。スイマセンなんだかスイマセン。
昼間は曇りで過ごし易い日。ずうっとこれぐらいがいいんですが。

野菜君たちは嫌がりそうだけど。

「雨嫌いでーす」

ビール熱も冷めちゃうし(ビール太りしたからちょうどいいか。ポツリ。)。

今日は色々ストックが終わっていたので仕込みまくり。
野菜の出汁とか(フォン・ド・レギュームというらしい。・・・らしい。)
白身魚の出汁とか(フォン・ドゥ・ポワソンとか・・・以下同文)アンチョビ、ジュレ数種、コンポート等々。一日以上寝かさなきゃいけないもの(ものによっては一月以上。最初に食べた人はすごい勇気だ)。新鮮なうちにやんないと、と思っているうちに4、5時間たってました。

がんばれ自分。冬瓜君も応援してるぞ。

ピース冬瓜。
寝ている間に作ってくれる小人さんならよかったのになぁ。

「店の料理の写真をのせたら?」と言われましたが
ええと、・・・冷めちゃいそうだし、余裕ないしで←小心者なんです。
なので、なぜか自宅の夕食パチリ。

アンチョビついでにさばいた鰯とナスの蒲焼茗荷添え、塩鱒と大根と玉葱の酢の物、オクラの味噌漬け、自家製キュウリのきゅーちゃん、ニンニクの紫蘇漬け、カボチャとインゲンの味噌汁。

・・・フォンなんとかは何処に行ったのか?   by(み)。  

Posted by 菜園  at 21:47Comments(2)料理