2009年09月19日

赤の幻想

かろうじて地味に三周年迎えております、菜園です。ゼエゼエこんばんみ。

「ゆかり」サービスは「手間かかるわりに、誰も持っていかないよ?」
私らは残してくれた方が助かるけどさぁー保存保存ふんふんふーん♪ と
一番人気の「ヒマラヤ岩塩」を黙々とハンマーで砕いています。ゴンゴンと。

誰か言ってよ「ゆかりたん ハァハァ」。いや言われても困るけど。


さて、例年より一足早い秋の気配。
ついうっかり買っちゃったキャンドルホルダーとおそろいの唐辛子さん。

なんだか気取っております。
私の中では「虫除け」なんですけど、なんか美少女チックです。
ツンデレキャラって感じです。

ちなみにこの可愛らしい唐辛子を植えた周りは
野菜ごと辛くなります。

流石だぜ 唐辛子。従順な様でいて絶対己を曲げないのね。
ところで、「日本人はピーマンを食べる」というのが
世界の料理ではびっくりらしいですよ。

種 取らないんだって。 そりゃ 辛いよ・・・。


さて!

今年は憧れの「ゴマ」、初収穫です

(一番見ごろだったゴマの花の写真を撮り忘れた・・・)
三十ウン年生きてきて、ゴマのなりかたなんて気にしたこともなかったよ。
画像では少しわかりにくいですが、品種によって「房」のつき方が違うようです。
互い違いになったり、一箇所から放射状に伸びたり・・・というのは結果であって
乾燥させる手順ですっかり混ざってしまったというのが現状です。
大丈夫ー金ゴマ白ゴマたいした差はないさぁー(空笑い)。




一番下がはじけたら収穫期。天日に干して、乾燥させて逆さに降ると
ポロポロポロっと自動的に出てきます。
自然に乾燥した部分が、勝手にはじけて地に落ちるのを
「あああああーこぼれるぅううう!もったいないぃ!!!!」と 
一番セコく全身でキャッチしようとしたのは私だった気がする。気のせいであってほしい。
きっと地に落ちた「採り損ね」は来年芽を出してくれるよね?

いや そこから生えられても困るけど。



今年鈴なり初生り、「情熱のパッションフルーツ」。


「わあ、可愛い」

「しわしわにならないと美味しくないんすけどね」
「・・・・・・・・・」

「熟女の魅力的に。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

「若いころはピチピチなんですけどねえ・・・。」


収穫極少。運がよければオードブル。
切ってみないと判らない。
「おおっ 今日はパンパンに詰まってるよ!」
「わ、これは良さげ!・・・・・・・・私たち、こんな立派なの食べてないよね・・・。」
「ああ・・・・・・・・あの験し食いのちっちゃい子達な・・・・。(店の嘆き)」

ちなみに花の時代は思い切り「時計草」だ。

食物としてのアイデンティディとしてどうかと思う。


「え、この、ぷつぷつした種、飲んじゃっていいんですか」

「もちろんですよ。
体内発芽するなら
私もとっくに鉢に植えられてます
(にっこり)。」


ps:クレール・ビジュ様からお祝いを頂きました
グレープシード・オイル ノンコルステロールの葡萄のオイルです。
透き通った緑色。流石、色のプロ。
客席に置いておきますので、オリーブオイルと同様にお使いください。

ついで:
アセロラも生りました。
可愛いじゃない。さくらんぼみたい。
ビタミンすごいらしいけど、すさまじく酸っぱいらしいよ?
オーナー「使える?」
食べてみる?


せえのぉおお!    ごっくん



オーナー「・・・・・・・・・酸っぱすぎる事もないし 甘くもないし なんとなく食べられる感じ・・・・・・」



山形に親友が欲しい今日この頃。(土佐錦農家の娘さんとか)。 BY みー。






  

Posted by 菜園  at 18:46Comments(2)

2009年09月04日

ゆかりさん、三歳。

オーナー「今年の9月10日で三周年よ、この店。覚えてる?」
あーもちろん覚えてますよ。
店の開店も、オーナーの誕生日も、兄の結婚記念日も全て9月10日。

覚え易すぎます。

オーナー「三周年ってすごいわよね。」

(同時に)「よく もったよねえ~(しみじみと)」

右も左もわからず、家庭用台所(一般家庭より小さいぞ)で、専用設備も何もなく
二年目にようやく二口ガスコンロから三口ガスコンロにし、

農家でもなんでもない家庭菜園で、料理学校にすら通ったことも無く
街中から車で30分近くかかる、バックは山しかない住宅街の隅っこで
ひっそりというより「こっそり隠れて営業中」。

変わらぬ主義は「とにかく何でも手作業」。
草むしりから手作業。
変わったこと問えば 腕がたくましくなった気がするって事ぐらいですか(涙)。
「スコップが似合う女」って呼んでくれ!

何処かに食事に行ーっても テレビや雑誌を眺めてもー
いつも答えはお・な・じ♪


「コレ 作ってみない?」

・・・・・・・ひどいよツトム君・・・・。

とにかく加工品はとりあえずひっくり返して、「原材料」を見る癖が・・・。

アンチョビ、オイルサーディン、スモークサーモン、ドライトマト、カッテージチーズ、
ナンプラー、マヨネーズ、シーチキン、
緑茶、ウコン茶、果実酒、漬物類各種(牛蒡から南瓜まで生)、ゆかり、粉山椒、干物、etc。
何故ボクたちは
「材料」から作らないと気がすまないんですか、オーナーァ~!


かもせ かもせー なんでも かもせえぇー♪

使用する道具リスト。
フライパン 電子レンジ ザル ボウル すりこ木 ビニール袋 
冷蔵庫 冷凍庫 ホットプレート キッチンペーパー

いったい何をしているんですかワタシタチ。
海の近くだったら「塩」まで作るんじゃないかと冷や汗かいてる今日この頃。

今年は「ゴマ」も出来ました(後日公開)。

で 今年の新作。

「セミドライいちじく。」 

うっひょー!!!!テンションあがるー!

だって「セミ」だよ、半生だよ、糖度二倍だってよ?そのままでよし、料理によし、
もうあらゆるもん「セミ」にしたくなるよ。

追加道具。「ストロー」。


・・・・・・・・一日四袋までにしてください・・・・(酸欠)。


=========
オーナー「それでね、三周年記念に一月ぐらい、何かお客さんにちょっとサービスできないかしら?」

いや 私はもうこれ以上は限界です・・・。

オーナー「ゴーヤー?←(聞いてない)」

いや、絶対いらない人がいるし、人数分確実に採れるとは限らないし。

オーナー「ハーブも今切り戻してるし・・・何か無いかなぁ。
      保存が利いて、季節感があって、
      貰っても邪魔にはならなくて、荷物にもならなくて・・・。」



ゆかりだな(ぽつり)。




ありえねえ。

サービス、「ゆかり」。


条件は満たしてるよ。実にうちの店らしい。

「ご来店のお客様に
ささやかなプレゼントをご用意しいたしました。

って、ちょこーんと一回分ぐらいの「ゆかり」。本当にささやか。

ささやか過ぎて圧倒されるささやか。どうよ。」


オーナー「ダイレクトメールに書いたら、予約入るかなぁ」

入るかぁ!!


古今和歌集

「紫のひともとゆえに 武蔵野の 草は皆からあはれとぞ見る(読み人知らず)」

これは「むらさき草がひともと(1本)咲いている、という“縁=ゆかり”だけで、
武蔵野の草花が皆いとおしく、身近に感じてしまう」という意味になるそうです。
この「縁」あるもの、「ゆかり」あるもの=むらさき草で、ゆかり(縁)の色は紫色をいうようになりました。

ここから「紫蘇」→「紫色」→「ゆかり」となった様です。

縁もユカリもありますよう。


バッタに食べられていない紫蘇が採取困難なために作ったとか、そういう突っ込みは無しの方向で。

他、ヒマラヤピンクの岩塩、赤、黒の粒胡椒など。
お好きなものをお選びください。終わり次第終了です。
個人的には「珍品で、作る手間考えたら”青紫蘇の粉”」なんだけど 
んーーーーーーーーーー 一番余るだろうなぁ。 
いいもん おむすびや和え物にするもん。美味しいんだかだぁー。

by だって「オクラ一本」とか貰っても私も困るし。 菜園 みー。  

Posted by 菜園  at 19:04Comments(2)