2008年04月16日

芽吹くものたち

天孫降臨。

「光満ちるところ我有!春を詠う者たちよ!時は来た!
出でよ!春の使者!」


「ターラーノーメー!」

「いや、そう言いますけどね、有難られるの今のうちっすよ。
タラの芽さんもね、焦り過ぎなんすよ
筍と一緒で、名残、走り、旬すっとばして
常にフライングしてあっちゅうまにただの木になっちまうんですもん。
そんなことだから 冬の間 一年に一度芽を出させるためだけ
あられもない姿に刈り取られるんすよ。」


いちめんのなのはな いちめんのなのはな
いちめんのなのはな いちめんのなのはな


いちめんのなのはな いちめんの水菜の花

「いや、だからね。水菜君も白菜君も
春になったとたんに浮かれすぎっすよ。
テンション高いのモンシロチョウばっかりっすよ。
食品としてのテンションだだ下がりっすよ。
時期が来たらモスラとの仁義なき闘い確定じゃないっすか。」


「街に埋もれそうに無い 小さな忘れな草 群生してみましたー

「主張強すぎっすよ、忘れな草さんも。
忘れないでね 忘れないよね ほらほらもう忘れないー 記憶シナプスつながりまくりーって
チューリップに至っては「何も言うな 俺の目を見ろ」的な巨大化まっしぐらだし」

「君もそう思うだろ?花大臣のオーナーの長期不在で
植物君たちやりたい放題なんだよ。」

「ああ、それは大変でしたね。
それではねぎらいにトカゲかモグラでもお持ちしましょうか。
代わりと言ってはなんですが、
この客席をワタクシの昼寝用ベットに提供するというのはいかがでしょう?」


ケンブリッジに行って哲学でもしていてください・・・。
(足跡だらけにされたデッキを涙ぐんで拭き取りながら)  by みー。  

Posted by 菜園  at 21:01Comments(0)